瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

ビング・クロスビー映画のプログラムを中心に関連グッズをアップしていきます

フレッド・アステア 『コンチネンタル』

番外編が続きますが

先日見た勢いで
 
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シネマ銀座のプログラム
VOL.5 NO.229 となっていますが
発行年等の記載は一切ないためいつのモノかは不明
WIKIでは、コンチネンタルの日本公開は1935年4月)
 
ちなみに表紙になっているのは
四つ折りになっていて開くとこんな感じ
 
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今週の二本立て
コンチネンタル&第九交響楽
右から表記なので戦前モノは間違いなし
 
アステアはアステーアと伸ばされて
ジンジャ―はロヂヤースとチに濁点
 
文章には「梗概」とも書いていないが、映画の筋が
結末まで書いてある
 
何故?誰がどのタイミングでこれを読むの?
プログラムって普通は入場時に配るでしょ
待ち時間にこれを読んじゃったら
何が楽しいの?
 
それとも、これだけ読んでないと
あの当時
あまりにも世界が違いすぎて話が見えてこない?
 
ジンジャーは劇中、既婚者であるのに
何故か最後まで婚約扱い
当時は、離婚も非現実だったから?
調べてみると、離婚率が厚生労働省のサイトにあるのを発見
1935年(昭和10年)では、1,000人に0.70人
2010年だと、1,000人に1.99人
べらぼうに違う訳でもないなあ
 
それよりも中ほどにある所要時間が・・・
1時間24分ってそんなに短かったかな
調べると1時間47分が正しいみたい
だとすると20分強カット?
1巻分くらい飛んでるの?
うーん、謎だ
 
ちなみに隣の「第九交響楽」は98分と出てくるので
所要時間 1時間35分とそんなに違わない
3分の違いも気にはなるけど・・・
 
全開にしてみると
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一番右には「今週の映画」として二本の紹介
う、ここでは左から右に読むんだ
3日より9日までとなっていますが
何月かすら分かりません
文中にもヒントなし
 
若草物語に目をやると
約4年前に公開されたように読めます
若草物語の日本公開はWIKIによると1934年10月4日
足すと1938年?
 
その下には「名画祭の意義と機能」という文章
冒頭「洋画が禁輸になって以来・・・」
1937年には輸入本数制限が通告されてるようだから
この辺りの上映かな~
 
左端の英題は離婚者ではなく離婚になっています
せっかく映画化に際して者を付けたのに
 
最後は裏面の広告
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感性のルビ「うまい」は、まあ分かります
が、知性のルビは「より」??????
よりのあぢ?????
と言うか、そもそも味覚に知性は関係無いのでは
 
う~ん、戦前モノはむずかしい
 
 
令和2年1月18日追記
次週の映画が表紙になっているのなら
1週前にはコンチネンタルの表紙?
そう思ってたら出品されているのを発見
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NOも228と1週前ではありますが
残念なことに同時上映の第九交響楽が表紙に
これは、買わなくていいや
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令和4年追記
随分と番号の離れたシネマギンザに再登場
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