婦人画報10月號附録
歌は「ひとりぢや厭」
パラマウント映画 " ミシシツピ " ノ中ヨリ
の1曲
映画「ミシシッピ」関係は先のSPレコードで終わりと思ってたのは勘違い
あ!こんなのもあった!ということで今回紹介の運び
表紙(というか雑誌の綴じ込み付録ですが)の文字
いいですね~
この字体じゃ、カタカナの「シ」と「ツ」の区別はつきませんよ
ん?いやいや凝視すると、ごくごく微妙だけど右上に先細っているのと
左下に先細ってるチガイがあるぞ~
と、そんな細かいところより
ひとりぢや厭
ずばり、タイトルがすごい
で、そのタイトルとおりの訳詞が見事に音に乗せられています
中面は「いや」が何故かひらがな
そして裏面に行くと
今度は「一人」が漢字に!
上段は漢字の歌詞
中段下段は「一人ぢやいや」の解説となっているが
歌の解説は導入部分のみ
すぐに映画の解説に
そして、中段のオシリから映画のストーリーに
下段の最後にいたってはラストシーンまでバラしてますがな
今回、歌の部分を拾ってみると
「クルーナー(ジャズの歌手のこと)」ビングは、映画の中で
「巾の広く太い魅惑的な聲がこの歌を甘く、美しく歌ふ」し
「ラジオ放送に1か月百回以上の記録を作った」んだそうだけど
100回は記録に値するのか???
1局で100回?
30日で割ると1日3回放送したのか?
それってスゴイのか?
全くもって基準が分からんぞ
そして、レコードが2枚出ているとあるが
この前紹介したビングのレコードはポリドール
ビクター、コロンビアは誰の歌?
コンチネンタルみたいに日本人が日本語で歌っているのがあるのか?
と、久しぶりだけどやっぱり映画は歌詞もオモシロイ
奥付は、昭和10年9月15日印刷納本
昭和10年10月1日発行
2018/12/20 ヤフオク(4点セット1200・同梱)