瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

ビング・クロスビー映画のプログラムを中心に関連グッズをアップしていきます

【映画館ニュース】 艦隊を追って

 先日見た流れで 

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表紙は2人のイラスト、画家のサインは見当たらない

正直な感想では習作かなぁ

楽しく 

は、ない 

 

CINEMA GINZA VOL.3 NO.129

印 刷:記載無し 

発 行:昭和11年12月9日

編集兼発行人:櫂田金三郎

発行所:シネマ銀座

印刷所:神田活版所

定 価:表示なし

 

VOL.3 NO.129は、どう読んだらいいんだろう

VOLを単年で見るなら、

NO.129は、その年の129番目のプログラム?

12月になってるとはいえ、2~3日でプログラムを入れ替える?

そんなペースで作るなら習作イラストでないと追いつかないかも・・・

 

 

開くと縦

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中面はおそらく同時上映されている映画2本のキャスト&スタッフ

でも、なぜか英語

(2)とある映画のタイトルはフランス語?

当時はこれで分かるのか?

それとも、他のページも挟まれていたのだろうか

ホッチキス留めされていないからどっかに行ってしまったのか

他の映画館ニュースなら、たいてい梗概があるが

まあ、無いモノをあれやこれや考えてみても仕方がない

今回はあるモノだけを見ていこう

 

(2)のキャスト&スタッフ名に聞き覚えは無い

ただし主役がラスコーリニコフとあるので罪と罰

下のほうにドストーワ・ウスキとしか読めなさそうな名前もあるし

 

 

休憩演奏の中にはアステアのレコードも

「歌に合わせて踊らうよ」は、   Let’s face the music and dance 

そうか、Let yourself go は、「思ひのままに」になるんだ

 

 

左側ページ、日本映画も遂に此処まで来た!

どこまで行ってたのか、少し気になる彦六大いに笑ふ

 

 

裏面は広告

年末なので福引大売り出し

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右上にある歳暮のちょうちんは、お歳暮のことなんだろうか

なんだか「年の暮れ」、その大売り出しのようにも見える

昔の売るは「買った財貨が出る」という形を表しているようだ

 

福引大売り出しは、12月1日から15日まで

プログラムの発行は12月9日、始まってから随分経ってる

う~ん、2~3日でプログラムが変わってたのなら

前後に発行してるプログラムは、同じ広告になっているのか

そんな契約なら辻褄が合うかな

 

う~ん?クジは、3円毎に鶴印?

15円毎に福引抽選券、1円で補助券とあるから

全く別モノ?

続く景品に「鶴印」「亀印」とあるぞ

なら、特定されていないけど「亀印」が本来の福引?

同じ1等でも、鶴と亀じゃ倍の差がある

鶴と亀なら、鶴の方が可憐な感じがするけど

亀の方が良いんだろうか、まあ、万年って言うしね

でも、15円で100円より3円で50円の方が割が良いが・・・

福引のシステムも奥が深い!

 

というところで、やっぱり映画はプログラムがオモシロイ

 

2019年元日に到着 

大きくシミってるからか、ヤフオクで108円、送料の方が高い(108・180)