今回は、連休前に見終った「艦隊を追って」の音楽を手持ちのCDで整理を
全曲アーヴィング・バーリンなので、歌詞はコチラに
順に見ていくと
タイトルバックにはインストルメンタルで
We saw the sea~All My eggs in one basket~Let’s face the music and dance が流れ
音楽はそのままメドレーで、映像は甲板のシーンに
ここで水兵役のアステアが We saw the sea を歌う
上陸許可が下りてダンスホールへ
入場料は1人10セント、ダンスをするチケットは3枚25セント
初めて見た時はこういう制度があるのかとびっくりしたけれど
朝ドラのエールでも
同じようなダンスホールのシーンがありました
日本でも、こういう施設があったんですね
しかも、エールの時代設定の方が3、4年早かったはず
このダンスホールの舞台で、ジンジャー・ロジャースがソロで歌うのは
Let yourself go
続いてジンジャーの姉役、ハリエット・ヒラードのソロ
Get ghee behind me,Satan
この人誰だろうと調べてみると、その後ネルソンさんと結婚して
生まれた息子がリッキー・ネルソンとびっくりのヒトでした
ダンスコンテストのシーンで2人踊るのも Let yourself go
アステアは水兵の服装、ジンジャーもパンツルックといつもと服装が違うので
足の動きがよく見える
このダンスでは、やけにくねくねと踊っている
甲板上でアステアの歌&ダンス
I’d rather lead the band
ジンジャーがオーディションでダンス
曲は、Let yourself go
歌のオーディションでは、重曹を飲まされて散々
パーティー会場で再びハリエット・ヒラードのソロ
But where are you
ショウの準備のシーンで、アステアがピアノソロを弾く
曲は I’m putting all my eggs in one basket
歌いだすと、ジンジャーとのデュエットになりダンスシーンへ
途中ジンジャーのダンスがロボットダンス風に
ここはコミカルなダンスシーン
ラストは船の修理代を集めるショウ
Let’s face the music and dance
水兵役のアステアもこの時ばかりはホワイトタイと燕尾服で登場
ジンジャーのスカートは、くるくる回って止まるたびに巻きついてくる
完璧で優雅なダンス、当時の観客が2人に求めていたのはコレ!
ハリエットが歌う2曲以外はCDになっているので整理していこう
まずは、サントラから
映画で挿入される順番とは違うけれども
♪ I’m putting all my eggs in one basket
アステア、ジンジャーと歌ってそのままダンスシーン
アステアがハッ!と言う掛け声とともに乱れる場面は、
足音が乱れるように聞こえるだけなので
理解できるのは、映像が記憶にある間だけかも
♪ Let’s face the music and dance
こちらも後半はダンスシーンになるので音楽のみ
しかもこちらは優雅に踊るダンスなのでタップの音も入っていない
♪ I’d rather lead the band
歌の途中からタップの音
♪ Let yourself go
収録はジンジャーのソロ
バーリンの歌詞本によるとバックコーラスの1人がベティ・グレイブル
続いてナクソス記載の録音データによると、1936年1月30日に6曲録音している
そのうち5曲が「艦隊を追って」から
収録はレコードの品番順
このため、テレコになっているマトリックスを追っていくと1090から1092が抜けている
⑩ Let yourself go
ジョニー・グリーンのピアノに導かれて、いきなり激しくタップ
歌は50秒過ぎから
再び 激しくタップ
途中、バックコーラスの "リラックス" の声に
タップのトーンを落としながらもラストまで
⑪ Let’s face the music and dance
打って変わってこちらはロマンチックな曲調
ジョニー・グリーンは間奏でピアノ
⑫ We saw the sea
映画と同じようにコーラスとの歌で、この曲だけピアノなし
⑬ I’m putting all my eggs in one basket
オープニングのジョニー・グリーンのピアノに続き、バイオリンのソロ
オーケストラ・アンサンブルの後
歌が始まるのは1分19秒
⑭ I’d rather lead the band
まずは音合わせの風景
仕切り直してから曲がスタート
ラストはタップで、
バンドに「明日のリハーサルは10時から」と
声をかける形で終了
⑮「艦隊を追って」の曲ではないけれども同日の録音のため収録
ジョニー・マーサ―とアステアの共作
続いてマスターワークス盤
恐らくナクソス盤と同じ音源
こちらは、 映画での挿入順に収録
あくまで映画に忠実なので、ジョニー・マーサーとの曲は無い
後年録音したアステア・ストーリーには
I’m putting all my eggs in one basket のみ
その代わりと言ってはなんですが、ジョニー・マーサ―との
I'm building up to an awful let-down が収録されています
(どこかで聞いたと思った)
以上、アステア録音ですが
バーリン本によると珍しくジンジャ―も録音している様子
手持ちのCDには入っていませんが
ネット画像を拝借して覚え書き
ハリエット・ヒラード(あれ?ヒリアードと読むのかな)も
おお!夫君オジーのオーケストラとの録音ではないか