前回の本郷座ニュースは、公開を次週に控えたカウントダウン1号
今回の同館のニュースは、カウントダウン3号
お馴染みヤフオクでの落札でこの二つは同じタイミング
カウントダウン2号は引っかかってこなかったな
この号の表紙は抽象画というかデザイン画というか
花びら?茎?に当たる部分の根元には「つ.」とも読めるものあり
サインなんだろうか?
表紙をめくると、2週後の『巨星ジーグフェルド』
左ページ、『新しき土』の文章は前回と同じ
でも、下段の方は、1マス空けからスタート
ということは、活字組み直し?
でも、修正は1行目のみで終わらせている
被害は最小限に
否、時系列でいうとこちらの方が古い
ということは、1マス詰めてでも(文章の書き方を無視してまでも)
修正すべきミスがあった?
よーく読むと博士の名前が「アンク」から「フアンク」に
こりゃ、直さないと失礼だ
上映期間は12月24日から12月30日と年の瀬も押し迫って
開場時間は平日は12時、日曜が10時半となっている
入場料は30銭均一
夜の部の割引として20銭
次週予告はテンプルちゃん
正月が期間に当たるからか「お年玉映画!!」とされています
所有者が書いたのか✕印
「上映順序」にも見え消し
推測するに、『浮き雲』終了後に「夜ノ割引料金20銭」での入場か
同時上映は、日替わりの欧州名画
✕する人なら、見た映画に○しないのかな
そうなると、プログラム配る劇場側が割引料金で入る人には
✕入りを渡してたのか?
しかし、そもそもこのプログラムは無料配布?
来館者全員に無料配布なら
当時映画館に押し寄せていた観客数から考えると現存数が少なすぎないか
無料だから、捨てられていたのか
次週、同時上映のひとつ
サン・テグジュベリは『夜間飛行』(1931年)のヒト
それもそのはず、『星の王子さま』は1943年
「耐空飛行記録」は、どれだけ長い間飛んでられるかの記録かな
最後のページは翌々週公開のひとつ
クリスマス・レコード演奏のコメントには
「ストーブを囲んでの一家団欒」なるコトバ
囲炉裏じゃないのか?戦前
「電話むすめ」「アパートむすめ」なる歌も気になるところ
youtubeにあるかなと検索するもナシ
裏表紙にて、ようやく登場
3週後のプログラム
惹句を改行とおり書きだしてみると・・・
来た、来た!スーイング・タ
イム!人気今や世界一の名コ
ムビが流行の寵児スーイング
ジャズの調べに乗って踏み出
す有頂天時代の素晴らしさ、
どうして最後が読点なのかな?
SY本郷座ニュースナンバー9
昭和11年12月24日発行
編集兼発行人 吉野(読めない)
発行所 本郷座
印刷所 角一(読めない)印刷所
2018/12/15 ヤフオク(300・同梱)