瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

ビング・クロスビー映画のプログラムを中心に関連グッズをアップしていきます

今度こそ【映画館ニュース】わが胸は高鳴る

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前回と同じ弁天座のわが胸は高鳴る

今まで買ってきたプログラムだと、映画の中身があるはず!

と同じ表紙のプログラムを再度落札

結果

やはり、ありました

ということで、こちらも見ていくと

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表紙の裏に当たるところは前回と同じですが

こちらの所有者は勉強熱心なのか記録魔なのか?

米国十大学校歌の学校名を英語で控えてます

メモには「東和商事」とか書いてありますが

それが、左から右

英語はもちろん左から右ですが

手書きの時は、日本語もそうしてたのかしら?

 

今回初めて見る左側のページでは

ロッコ、ラヴ・パレエド

「何回上映したかがその映画館のプライドにさえなった二大金字塔」として紹介

ロッコは、日本で初めての字幕映画と記憶していますが

ここでは、新しい邦文字幕になっているようです

 

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こちらでは、アドルフ・ズーカー・プレゼンツというメモと

俳優の名前に「ウマイ」とのメモ

左上を見ると、弁天座スローガンを募集していますが13字という規定があります

文字数って決まりがあったのか?

どういうものが採用されたのか、結果を見てみたいものです

 

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ジェームスならぬゼームス・キヤグネーの映画

惹句には、「英雄主義的畸形児」というなんとなく分かったような分からないようコトバも

それに続く(  )書きは、コメント引用だと思いますが

最後のメエ・ウエストのコメント

まあ、テキトーに作ったものだと思いますが

「女なら誰でも一度、彼から撲られてみたくなります。撲られて気絶できたら本望なんて空想を描く者」はざらにいたのか?どんな時代なんだ???

「いやほんとうに」じゃないでしょう

よく見ると、「い」が90度ずれている

おお、活版

 

ようやくお目当て

これを求めてたのよ 

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惹句では「時は1月!心は6月」と挿入歌 "June in January" を上手に使ってます

しかし、「若人なら二度見たくなる若さに張り切った映画」とは?

若者向け映画ってのは当時珍しいのか

この言い回しは、今一つピンと来ません

「美貌のシンガー」とお姫様の恋となっていますが、

当時のクロスビーはそういう扱いだったんだ

と、細かいところにも目が行きますが

全体を見てみると、

タイトルのロゴから船へ、

その船尾から垂れている釣り糸が惹句をぐるっと囲む形で

このデザインは好きですね

 

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最後のページは「妾は別よ」

別だから妾なのでしょうとツッコミ入れたいところですが

映画は未見なので、内容に即したタイトルなのか

その辺り、よく分かりません

ここでもメエ・ウエスト

当時、このヒトはどういう立ち位置だったのでしょうか

ココ読んでると、凄く興味が湧いてきます

エストの恋愛法

見てみたいかも

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以上、二つ折りになっている紙が2枚(4ページ×2=8ページ)挟まっていました

糊付け等は無いので、どこかに行ってしまっても不思議はない状態

でも、こちらには前回見たレコード演奏のページは無い

 

ん~やっぱり、戦前のプログラムは不思議です

 

 2018年12月15日到着 (300)