瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

ビング・クロスビー映画のプログラムを中心に関連グッズをアップしていきます

【映画館ニュース】わが胸は高鳴る

先日見た Here is my heart のプログラム関係を

表紙がヒロイン、キティ・カーライルの弁天座ニュース

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弁天座ニュース No.13
発 行 所:道頓堀 弁天座
発行兼編集人:森 元治
印 刷 所:プラトン
※ 発行日等の記述なし

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表、裏と広げると1枚の状態になるので、両方とも赤と黒の二色刷り
裏は、赤色をデザイン的にも使っていますが
100パーセントという言葉が、戦前から市民権を得ていたのかと感心
 
さて、ヤフオクでこの表紙を見たときには、中身にもバッチリあるであろう!と入札
落札して届いたブツを見てみると

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まず、表紙の裏に当たるのは「今週のプログラム」
この時代、表紙を飾るのは次週の映画っていう決まりでもあるのか
”今週”には、お目当ての映画はかかっていない
 
左にある裏表紙の裏に当たる(なんかややこしいな)ページには
近日封切の「我が妻を見よ」と、ちょうどお目当てがない!
 
本当なら、この二つのページに挟まれる形で色々あるはずだが
ココに挟まれていたのは
なんと、コレだけ

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今週のプログラムの「レコード演奏」としてこのクロイツェル・ソナタとあるから
全然違う紙が紛れ込んできているわけではなさそうだ
初めて聞く曲なので、調べてみると30分を超えている
映画の合間に30分のレコードをかけていたってこと?
映画目当ての客からクレーム出ないのかしら
「特別鑑賞会」と銘打ってるから、特別なんだろうか
 
ユーチューブにズバリこれでは!というのがありました 
 
でも、メニューインというと「ユーディ」のイメージ

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昔は、「イエフディー」だったのかとWIKI見ると
「日本でメニューインのレコードが最初に発売された頃に日本ビクター蓄音器が「ユーディ」という呼び方を制定したことから、日本では一般的には「ユーディ」と読まれている」とある
でも、当時のビクターレコードのチラシにイエフディー・メニューインとあるぞ
レコードのレーベルには日本語表記が無いことから
読み方を特定する上で、これはある意味貴重な資料になるのでは
と、詳しく見ていくと自己満足の発見につながる
 
 
さて、その裏面は

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 ポータブル蓄音器の宣伝
35円タイプと50円タイプがあるようですが、今だと、どれぐらいの値段になるのか
朝ドラのエールでは、コロンブス・レコードがいっぱい売れていましたが
当時、蓄音器がどれだけ普及していたのか
「海邊の遊びに」持って行くようなヒトは、ヨットも持っているくらいの金持ち?
はたまた、キャンプっていうレジャーも、もうあったんだなあ
 
 
曲目の一に目をやると
ピアノ二重奏の演者は
「アンド」は一般的じゃなかったのか
〇〇及△△
当時は、ファッツ・ワーラーじゃないんですね
 
 
ということで
映画のプログラムを見ていたはずが
音楽のプログラムはオモシロイ!に
 
 
2018年10月13日到着(300・164)