瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

ビング・クロスビー映画のプログラムを中心に関連グッズをアップしていきます

【映画館ニュース】吾が胸は高鳴る

映画を見たタイミングで、手持ちのプログラムを整理していこうとしてたのに

この「わが胸は高鳴る」が全然進んでいなくて

映画を見たのは一体いつのことやら

今回は、前回の弁天座の一つ前のボリューム

12号を 

「わが胸は高鳴る」は「吾が胸は高鳴る」の漢字で、近日封切として掲載

 

表紙は違う映画の女優ですf:id:derbinglejp:20200624214444j:plain

弁天座ニュース No.12
発 行 所:道頓堀 弁天座
発行兼編集人:森 元治
印 刷 所:プラトン
※ 発行日等の記述なし
 
それでは、じっくり見ていきましょう
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この週は、ロマンチック・ウイークとして
(ロマンス)(都会趣味)(異国情緒)の3本立て

このころの映画は、こういう風にジャンル分けされていたんですね

 

クラブ歯磨きの香味は近代的だそうですが

香味の表現として、それはどうなんだ

近代的な香りと味とは???

今だと前時代的に思えるのか?

謎ですね~

 

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梗概を読んでみると

OLならぬオフイス・ガール

この時代、こういう風に言ってたんだ

(都会趣味)の「接吻とお化粧」では

巴里は青春と美と愛の聖地である

外国が遥か遠い地である当時の人にとってはこういうイメージなんだろう

しかも、パリじゃなく漢字の巴里だから

尚更、しっくり 

 

いよいよ、近日封切で紹介

この時点では

なのか、単なる誤植か

「吾が」が漢字です 

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さて、惹句

過剰ですね、いいですね

拾ってみると

「こういう映画をこそ映画が送る娯楽の生命と申しませう。

 新鮮明朗パラマウント映画中の映画。

 ジャズ王ポール・ホワイトマン折紙付久方振りのクロスビィと鮮麗カーライルの

 うた、おどりに、はつなつの清新な息吹をお感じになるに違いありません。」

 

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続いて次週封切のルゴング

処女の踊りとは、また扇情的な

バリー島はバリ島?

蘭領インド?インドネシアじゃない?

今のインドネシア一帯は、戦前はオランダ領東インド諸島とのこと

 

さあ、ようやく最後のページ

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君よ!知れりやジュノー香水

今の世にある群小香水と同一に論じたもふなジュノー香水

なんとも挑戦的な

もう言ったもん勝ちの世界ですね

 

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裏表紙の公告は、イメージガールにマレーネ・ディートリヒ

許諾なんて無しでしょうね

まあ、使ったモン勝ち

 

自由奔放というか勝手放題の戦前モノは

やっぱりオモシロイ

 

2019年5月26日到着 ヤフオク(350)