瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

ビング・クロスビー映画のプログラムを中心に関連グッズをアップしていきます

【映画館ニュース】 ロバータ

ロバータ関係で持っているのは楽譜だけだと思っていたのに

整理してたら出てきましたので

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 印 刷:記載無し 発 行:昭和10年8月8日
 
 印刷人発行人編集人:青柳 猛
 発行所:東京宝塚劇場
  
 サイズ:B6 三つ折り 6ページ
 定 価:表示なし
 
 その他:表紙には「日比谷映画劇場ニュース第74號」とある

 

前回、紹介した楽譜が昭和10年7月号の付録

なので、こちらのニュースも初公開の時のモノでしょう

ですが、トップビリングのアイリーン・ダンに代わり

アステアが表紙、とは言え「アステーヤ」となっていますが・・・

 

この表紙からは、

開始時間が平日が正午、日曜が10時(開場はそれぞれ30分前)

ということが読み取れますが

土曜日は平日扱い、まだまだ週休1日なのね

入場料は50銭(どれくらいの貨幣価値かは全く分かりません)

 

1枚めくると

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 同じ赤を基調とした「わが胸は高鳴る」の予告

11日封切とあるので、発行日から推測して昭和10年8月11日?

 

ヤフオクに出品された時、

ああアステアの表紙だしまあまあそれなりの値段で入札しとこう程度

その時一緒に入札してた同系のモノは競争相手なしに落札できたのに

これだけは競ってた

ブツが届いてビックリ

まさか、クロスビーの映画まで載っていたとは!

落札できたから良かったものの、知っていればもうちょっと張り込んでたはず

 

今回は、アステア映画の整理なのでビングの映画は改めて

左下の「間奏楽」では、この映画の曲がかけられているようです

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「踊るのいやだよ」

「可愛いね」

さて、今ではこんなタイトルの曲は聞かないな

ああ、I won't dance と Lovely to look at か

邦題、なんか可愛くていいな

 

ここを開くとこんな感じ

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同時上映の「客間の燭台」(初めて聞く映画)と「ロバータ

もう一つはもういいのでロバータ見てみると

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RKO超特作」か始まるスタッフの説明

続いてキャスト、ここでは「アステーア」となっています

そして筋書ですが、結末まできっちりと載せてます

ですが、アイリーン・ダンランドルフ・スコットの恋の話のみで

ダンスパートを担っているアステア=ロジャースには言及されず

そりゃあ、言葉にはできないか

 

反対サイドの広告をじっくり見ると

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ん?つくり方?

おお、写真にあるクラブ乳液とクラブ美身クリームを混ぜて作るのか

そうすると、肌から完全に吸収される若返り効果の著しいクラブホルモンクリームが

出来上がるらしい

しかも、最後には「二十歳以上の御婦人はぜひお試しください!」とある

やっぱり、広告スゴすぎる

この瓶は50センとあるから入場料と一緒

やっぱり、貨幣価値がよー分からん

 

最後に裏表紙を

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こちらも同じ会社の歯磨きでしょうか

スゴクシンプルなデザインでモダンな感じがしますね

ただ、どうしてクラブ歯磨の歯は米なのに

ムシ歯の歯は人4つなのでしょう

口で米を食べてる形から歯じゃないのかしら

それだと、人を喰ってることになってしまう

いつか、ヒマが出来たら白川先生の本で探してみよう

 

もう、プログラムがオモシロイのか広告がオモシロイのか分からなくなってきましたが

とにかく、映画はプログラムがオモシロイということで

 

                                                                      2018年12月15日到着(540)