SY本郷座ニュースナンバー11
昭和12年1月7日発行
編集兼発行人 吉野(読めない)
発行所 本郷座
印刷所 角一◼️案印刷所
次週上映として『桑港』と『有頂天時代』
表紙は、桑港のクラーク・ゲイブル
アステア&ロジャースにして欲しいところだけど
当時の人気・需要なのか?
表紙をめくるとシュバリエ
アが小さいだけで当時の発音はどんなだったか?
カタカナの人名って、聞いてみたい
帰仏第1回作品となっています
「妾の恋人・・・俺の大好きな・・・」と女にも男にも大人気だったのでしょうか
左ページでは『新しき土』がようやく公開できる旨の説明
なんか、色々あるんですかね
左下の案内読んでると
「案内人の胸に番号バッチ・・・サーヴィスの点で何かあれば備え付けの紙で事務所に」となっている
「何番の態度がなっとらん!」とか文句書いてあったりすると
働いてるもんもイヤやろな~
MGM作品の『桑港』
左下には『巨星ジーグフェルド』は3時間あるから
ちゃんと始まりの時間を守って見てねと注意書き
それが「理想的でもあり、常識的でもありますから」と、
くどーい言い回しが続くのは、常識的なヒトがあんまりおらんかったってことかな
さて、いよいよ有頂天
惹句を改行とおり抜きだしてみると
有頂天!これが怪物 ⇐ 何でしょうか「怪物」とは
スーイング・ミュージ
ックの正体だ! ⇐ この流れじゃ、スイング音楽の正体が有頂天?
そしてアステア・
ロジャースの最も
新しい感覚だ!!名 ⇐ レイアウトの加減だろうけど!で改行でしょ
コムビの素晴らしさ!正 ⇐ 上で改行位置考えんからここもヘンね
に洗練の極に達す!
人亦ここにこの名高き
デュエット映画の幸 ⇐ 今見てもハッピー映画だけど、大仰ね
福を見出さん! だから、オモシロイんだけど!
監督、作曲の他に指揮ナサニエル・シルクレットも
サントラCDで確認したら正解だけど
この名前が集客の一助になったのかはギモン
レコード演奏では、ビング&デュークのセント・ルイス・ブルース
この時代に「珈琲とジャズ」を売りものにする喫茶店があったんですね
左の『禁男の家』は発想が?
いや惹句で面白そう
裏表紙の映画も
紀元前2000年に女だけしかいない都に落下傘(どこから???)で降りてきた男
いったい、どんな設定なんだ!
ということで、今回はプログラムというよりは
映画は戦前がトンデモナイ!
2019/5/26 ヤフオク(350・同梱)