瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

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【CD】 トップハット

先日(と書き出してから随分経ったけれど)、何度目かのトップハットを見たので

CDの整理を

 

まずは、サントラから

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劇中には5曲

まずは1曲目  No Strings

アステアがロンドンに到着した初日

部屋でタップを踏みながら踊ると階下のジンジャーが眠れないと苦情を

サントラ盤のこれは、その辺りの会話も収録

おやすみの後の砂をまいてのダンス音も収録

これ、映画見た直後でないと覚えてないよ

  

続く2曲目は、乗馬クラブの東屋で雨宿りしながら

アステアがジンジャーに歌いかける Isn’t this a lovely day

サントラはカミナリの音からスタート

二人のダンスシーンは音で想像するしかない

全編、シャーシャー聞こえるのは雨音かな

 

3曲目の Top hat

プロのダンサー役のアステアがステージで歌い踊る

サントラ盤には、後半のダンスシーンの音楽も収録

アステアのタップも射殺音もバッチリ収録されてるんだけど

やっぱり音だけは寂しい

 

4曲目は、イタリアのリドのホテル

再びアステアがジンジャーに歌いかけて始まり

二人のダンスに流れる Cheek to cheek

こちらもサントラには、ダンスシーンまで収録

 

劇中では、この後大団円の Piccolino

ジンジャーが歌い出して

コーラス&レヴューシーン

最後に二人のデュエットになるんだけど

サントラには収録無し

 

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こちらの当時の録音集には全5曲が、映画での順通りに収録

① No Strings は歌の後タップも披露

② Isn’t this a lovely day 1分20秒後から歌

③ Top hat でも間奏でタップ、歌に戻ってフェードアウト

④ Cheek to cheek は特記すること無し

⑤ Piccolino 1分40秒後から歌

 

1935年リリース、ソニー・ミュージック・エンタテインメントとなっているけど

当時はブランズウィックかな

演奏は、②③がジョニー・グリーン

①④⑤がレオ・ライスマンのオーケストラ

 

f:id:derbinglejp:20200105001032j:plain上のソニー盤と同じ音源でしょうが

ここでは、劇中では4曲目のチーク・トウ・チークから

並びが違うのは録音順のため

キッチリとマトリックス順に並んでます

それで見ると、2曲ずつ2日続けて録音した後

19日後にピッコリーノを録音してる

 

SP盤は、次の2曲ずつで裏表に

⑤Cheek to cheek と ⑥No Strings

歌詞に合わせてか、シャーシャーと雨音が盛大になる⑦ Isn’t this a lovely day と⑧ Top hat

 1曲しか吹き込まれていない⑨ Piccolino を検索してみると(&写真を拝借)

バックを務めたレオ・ライスマンのモノとカップリング

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一つの映画でこれだけの名曲群、さすがアービングバーリン

後年のノーマン・グランツのアルバムでもピッコリーノを除く4曲が収録されています

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追記:次作「艦隊を追って」の時に、あ~そう言えばコレがあった

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