先日見た(と言ってもずいぶん前の)『ワイキキの結婚』関係のモノを
戦前公開なのであるのは、映画館ニュースのみ
それでも3館になっている
今回は公開順に見ていくことに
印 刷:記載無し 発 行:記載なし
ただし、昭和12年7月22日から28日とある
印刷人発行人編集人:記載なし
発行所:前振り無しで、大阪座宣伝部とある
サイズ:B6 二つ折り 4ページ
定 価:表示なし
ここで大阪座(北区黒崎町37)を調べてみると
1912年7月開館とある
戦後は「松竹大阪座」、「天満松竹大阪座」と名前を変えている
表紙、内面ともに次週公開の『白薔薇は咲けど』がメイン
活字ですがゴシックと明朝を使い分けている様子
主演の入江たか子に目が行く仕組み
初めて聞く映画だけど
サクッと検索しただけでこんなモノまでヒット
なんだか力が入ってそうだ
となりの『暗黒街の弾痕』は若すぎてヘンリイ・フオンダ?と思ってしまう
活字の関係なのか
小文字を使わない名前の表記はどう読んでいたのか気になるところ
フオンダはまだしも、フリツツなんて枕詞に「雪は」でも付きそうだ
ただし、小さくする約束事は当時もあるようで
下欄には『ちゃっきり金太』と「つ」を小さくしている
でも、「り」まで小さくしているもんだから読めなくなっている
あ、「や」は大きいままだな
レコードによる間奏楽は、映画に合わせてハワイアン
でも、提携しているレコード会社の関係かビンクロではない
ようやく裏面「今週の映画」として『ワイキキの結婚』
内容は監督、主演4人と梗概
元の原稿を読み間違えたのでしょう
マーサ・レイがマーサシイに
梗概はハッピーエンディングまで記載
気になるところは
「説明を廃しR・C・Aに由る無説明映写致します」
公開は1937年
トーキーになって随分経ってそうなんですが
まだ断わり書きが要ったのか
ちなみにRCAは表紙に誇らし気にあるフォトフォン・システムのことなのでしょう
一緒の公開は、ジョーン・クロフォード&クラーク・ゲイブルの『空駆ける戀』
これがMGMで、短編はコロンビアと3社仲良く
1か月ほど前のニュースの公開予定作品として出ていました
bingcrosmymovie.hatenablog.com
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