先日の帝劇、春には名古屋八重垣劇場のプログラムを入手していたので
一覧にまとめてみよう
今では「メリー」と表記されているけれど
当時は「メリイ」と最後の「イ」も大きいメリイ
長々と集めてきた結果
手元には何種類かのプログラムがあるが
発行日が記載されていないものも多い
今回は表紙のイラストを軸に見ていくことに
映画公開は、昭和23日7月27日
でも、そのひと月前には既にシナリオ対訳本
【英和対訳モーション・ピクチュア・ライブラリー】
世界文庫発行
昭和23年6月25日印刷 昭和23年7月1日発行
イラストの右下にはhnのサイン
裏表紙には正式に「野口久光」画
伏し目がちなビンクロの表情
その彼を見守るイングリッドのまっすぐな視線
背景にはうっすらと教会のアーチ状の窓
もうこれ以上はないであろう完璧な構図
完成されちゃいましたね~
で、映画公開前に完成されてしまったからには
デザインは踏襲するしかありません
ほぼ、1カ月後の
【帝劇】
昭和23年7月25日印刷 昭和23年7月27日発行
なぜか、こちらのイングリッドは笑っている
イングリッドは笑わない方が良いと思ったのか
でも、ビンクロを開眼させた、ミョーにまつ毛が長い気もする・・・
【MPEA宣伝部】
発行日等の記載はありませんが、まず踏襲型で間違いなし
イラストには「s.yagihara」のサイン
比べるまでもなく、hnかな
よく見ると、ビンクロの服が詰襟みたいだ
変種【ホウエイザ】
裏面には違いありませんが
中面予告の『吾輩は名剣士』が「次週上映」と特定
笑っているイングリッドには見本あり
日活直営【日活ウィークリー】
ビンクロの写真を裏焼きした(どっちが正解かは不明)
【アメリカ映画文化協会】
昭和23年8月4日発行
ビンクロの衣装はそのままに
イングリッドは修道服をとっちゃった
【アメリカン・ムービー・ウイークリー】
横はB5のままに、正方形に
さて、最後がオオモトになるんじゃないのか
【プレスシート】
手本にされてるのは、小さい「うつむきイングリッド」だけ?
と、この時代の公開モノにしては多種なのはパラマウントではないから?