瓶具黒墨の映画はプログラムがオモシロイ!

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【映画館ニュース】戀と胃袋/ダンシング・レデイ

先日、ダンシング・レデイを初めて見たのは

コレが入手できたのも一因

日比谷映画劇場ニュース第四十號

 印 刷:記載無し 発 行:昭和9年11月1日
 印刷人発行人編集人:青柳 猛
 発行所:東京宝塚劇場
 サイズ:B6 三つ折り 6ページ
 定 価:表示なし
 

表紙の写真は『あるぷす大将』ということで、ちょいマイナスポイント

11/1~11/7の二本立ては、ビンクロとアステアと夢のチョイス

「特作」と「超特作」の違いは何?

はたまた、誰が決めるのか?

言いたい放題なら、なんでも「超」付けとけばいいんじゃない?

か、時間がないヒトが、1本捨てる時の目安にするのか?

あれ、この時代って入れ替え制?

 

左上に目をやると、この開場時間の書き方なら土曜日も平日扱いなのかな

戯れにニュース欄を見てみると

・銀紙飛行場とは?

・じやじや馬大会(って、ホントの馬よね)

鹿角伐祭はいいとして

・素っ裸の少年弁士

って、なんなのよ

ストーリーキング

 

今週のレコードの「お夏狂乱」は「お夏清十郎」

 

 

表紙をめくると

クラブポマード、高いのか安いのか25銭と40銭

右から書いていっても、ビックリマークは右に傾斜するんだなあ

 

次週公開『宿命の窓』は、「滋味溢るる傑作探偵人情映画」

探偵モノだけど、ハードボイルドじゃないってことかな?

Don't miss it !    断じて見逃し給ふな  

なんか控えめに聞こえます

 

その後の映画は会社関係ないラインナップ

『女装陸戦隊』!

これ、ヘンリ・ハサウエイなんだ

じゃあ、まともな映画っぽいな

 

全開すると

下に英字でのプログラム

by 誰それのところは、律儀にピリオド

映画会社にも A を付けている

ダンシング・レデイには、フレッド・アステアの名前が滑り込み

 

それでは、日本語ゾーンに

『戀と胃袋』 ボケボケだけど無人島のショット

スタッフ、キャストの紹介の後は、梗概とも粗筋とも無いままに

ストーリーを紹介

またしても、結末まで書いていくという手法でツツイッパイ

「水夫のくせに」とか露骨な表現は当時問題なし?

「負けぬ気の男」と、強いは特に要らなかった?

 

『ダンシング・レデイ』 こっちの写真はまだマシか

キャストには、フレッド・アステーアの文字が見えますね

そして、ストーリーにも、「フレッド・アステーアと共に主演し・・・」と

明記されていはいるのですが・・・

当時のヒトは、誰やねんアステーア?のはず

 

ご案内を丹念に見ると

「映画上映時間表は、各階廊下に」あるとのこと

それが、コレなのか

無料で取れそうだけど、興味ないヒトは貰わない?

 

帽子は座席の下なんですね

持って帰るのを「お忘れなく」ではなさそうです

 

 

裏表紙は、またもクラブ

「優れた原料」と謳いながらも、原料表示なし

写真がすべてを物語るようなイイ構図ですね

 

 

なんだか、久しぶりの紹介記事

やっぱり結構疲れるな~

 

2作とも、1934年11月1日封切でいいのかな

と、調べてみるとムービーウォーカー

「ストーリー」では、コレそのまま使われている!

もちろん現代文に置き換えられてるけど

 

 

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