アメリカのDVDを見たので、その録音曲とともに内容をまとめておこう
4曲全て1935年2月21日の録音
スワニー河を除いて3曲ともリチャード・ロジャース&ロレンツ・ハートの作品
映画はアメリカDVDのため、字幕は出ても英語のみ
細部まで理解できていないので、覚えを兼ねて筋書きを残しておくことに
(以後、ネタバレします)
話はミシシッピー川を行くショウボート
時代は?
ショウボートの歴史を見ると1815年が最初
W.C.フィールズのホラ話「35年前にリボルバーでインディアンをやっつけた」に
その時代は、まだリボルバーありませんよ
なんて返されている
リボルバー:コルトの特許が1836年、S&Wが1857年
まあ、とにかく19世紀アメリカ南部のオハナシ
キャプテンとロゴのある帽子を被っているけれど皆にはコモドアー(提督)と呼ばれるのはW.C.フィールズ
彼はショウボートの劇団を率いて上陸した先は
南部名家の婚約パーティー
名家の姉娘と婚約しているのがビング・クロスビー
邸宅でビングがピアノを弾きながら歌うのは
♪ スーン
パーティの準備シーンでは、婚約者の父が
ジュレップにもっとバーボンを入れろと言ってドボドボ入れる
個人的にはあまり馴染みのないカクテルなんだけど
一般的なんだろうか
ビンクが婚約してるのは姉だけれども、その妹からも好かれている様子
パーティーで
♪ ダウン・バイ・ザ・リバー
ピアノで歌っているところにW.C.フィールズ劇団がやってきて中途で終了
劇団の黒人の子供5人によるコーラス
黒人霊歌から
♪スワニー・リバーへ
ビングはデッカへは録音しているが劇中では歌っていない
婚約者に横恋慕している燐家の軍人がビングに挑戦
しかし、北部フィラデルフィアから来た平和主義者のビングはピストルを持ったこともない
挑戦を受けなかったチキン・ビングは婚約も破棄、プランテーションから追い出されるはめに
W.C.フィールズのショウボートに歌手として乗船
W.C.フィールズが、10,000ドルの借金の取り立てをごまかすためにビングを歌う殺し屋と紹介、宣伝
ステージで
♪ ダウン・バイ・ザ・リバー
歌っている途中に借金取りと乱闘に
この辺りコマを削ってるのか、早送りっぽい動き
乱闘の末、本当のキラーになってしまう
ホテルの公演前、バルコニーで口ずさむ ♪ スーン
歌を聴いて会いに来る妹
成長した妹を見て恋に進展するも
シンギングキラーと知られ別れてしまう
ホテルのステージで
♪ イッツ・イージー・トゥ・リメンバー
聴き馴染んでいるデッカ録音は最後静かに歌うけれど
劇中では、最後のフォーゲットは声を張って歌う
声張りヴァージョンはココの9曲目
録音は1934年12月と少し早い
妹が燐家の弟と結婚させられそうと聞いて屋敷に乗り込み
兄弟とも威圧してしまい、芽出度く結ばれる
ラストはショウボートで軽く ♪ スーン を歌って大団円
追記:1945年のラジオ録音にこの4曲が再録されている